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だるま
製造業のものづくりエンジニア|計算力学技術者固体1・2級|CAEと材料力学を武器に製品開発を実施|自分の中でのCAEの使い方・勘所を書きます
CAE・シミュレーション・Sim・副業をつぶやきます
曲げ応力とはりのたわみ、これらは一見難解な概念に思えるかもしれません。しかし、私たちの周囲の建物や構造物の設計に欠かせないこれらの理論を理解すれば、設計の背後にある科学をより深く理解することができます。本記事では、これらの基本概念から具体的な計算方法までをわかりやすく解説します。 [toc] 曲げ応力とは エンジニアリングの世界では、様々な力が物体に作用します。その中でも、「曲げ応力」は特に重要な概念です。曲げ応力とは、物体が外力によって曲げられるときに生じる内部の応力のことを指します。たとえば、ブリッジ ...
[toc] ポアソン比の基本のキ ポアソン比は、材料力学において物質の変形挙動を表すパラメータの一つです。具体的には、材料が引張力や圧縮力によって変形したときに、その横方向の収縮や膨張の割合を表します。ポアソン比はシグマ(σ)で表され、一般的にν(ニュー)という記号が使われます。 ポアソン比の理論式 ポアソン比(Poisson's ratio)を表す理論式は以下の通りです。 \[\sigma = -\frac{{\epsilon_z}}{{\epsilon_x}}\] ポアソン比とヤング率の関係式 ポアソ ...
材料力学において重要な概念である「せん断応力」と「せん断ひずみ」について、初心者にもわかりやすく解説します。本記事では、これらの概念の定義と意味、理論式、測定と評価の手法、さらには影響要素について詳しく説明します。 [toc] せん断応力とせん断ひずみの定義と意味 せん断応力とは、物体内部の面に働く応力の一種であり、せん断ひずみは物体の変形における切断角度の変化を示す指標です。具体的には、せん断応力は物体内部の面に垂直な力の成分を面積で割ったものであり、せん断ひずみは切断された物体の面の変位と面積の比です ...
「引張応力」と「ひずみ」は材料力学の基本的な概念であり、材料の特性や挙動を理解する上で重要です。引張応力は物体内部の力を表し、ひずみは物体の変形量を示します。本記事では、引張応力とひずみの基礎知識から関連性、計測方法、データ解析手法、さらに材料の引張応力-ひずみ特性について詳しく解説します。これらの知識は材料エンジニアや構造解析の専門家にとって重要であり、材料選択や製品開発において役立つ情報となるでしょう。 [toc] 引張応力の基礎知識 引張応力とは? 引張応力は、物体や材料に外部からの引っ張り力が加わ ...
CAE(Computer-Aided Engineering)は、様々な分野で幅広い応用があります。この章では、構造解析、伝熱解析、電磁界解析、および流体解析など、CAEの具体的な応用例と解析の種類について紹介します。 構造解析 構造解析は、物体や構造物の応力や変形を評価するためにCAEが使用される重要な分野です。以下に、構造解析の一部の解析の種類を紹介します。 静的解析: 物体や構造物が静止状態で受ける応力や変形を評価します。荷重や拘束条件などが与えられ、応力や変形の分布を解析します。 動的解析: 物体 ...
CAE(Computer-Aided Engineering)は、さまざまな産業分野で幅広く活用されており、製品設計や性能評価の革新をもたらしています。この記事では、自動車産業、航空宇宙産業、電子機器産業、エネルギー産業、建築・土木産業の5つの業種を具体例として取り上げ、CAEの適用と実施される解析の具体例について紹介します。 各業種の紹介 自動車産業 自動車産業では、CAEが製品設計や安全性評価に利用されています。例えば、衝突シミュレーションを実施して、車体の強度や安全性を評価することがあります。また、 ...