技術系 材料力学

材料力学の基礎:せん断応力とせん断ひずみ

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材料力学において重要な概念である「せん断応力」と「せん断ひずみ」について、初心者にもわかりやすく解説します。本記事では、これらの概念の定義と意味、理論式、測定と評価の手法、さらには影響要素について詳しく説明します。

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せん断応力とせん断ひずみの定義と意味

せん断応力とは、物体内部の面に働く応力の一種であり、せん断ひずみは物体の変形における切断角度の変化を示す指標です。具体的には、せん断応力は物体内部の面に垂直な力の成分を面積で割ったものであり、せん断ひずみは切断された物体の面の変位と面積の比です。

 

せん断応力とせん断ひずみの理論式

 

せん断応力とせん断ひずみの関係は、以下の理論式で表されます。

せん断応力の理論式

せん断応力 (\(\tau\)) は、物体に作用する力 (\(F\)) を断面積 (\(A\)) で割った値です。

数式で表すと:

\[ \tau = \frac{F}{A} \]

せん断ひずみの理論式

せん断ひずみ (\(\gamma\)) は、物体の切断角度の変化 (\(\Delta\theta\)) を初期の切断角度 (\(\theta_0\)) で割った値です。

数式で表すと:

\[ \gamma = \frac{\Delta\theta}{\theta_0} \]

このように、せん断応力とせん断ひずみは上記の理論式で定義されます。物体の変形によるせん断応力とせん断ひずみの関係は、材料の特性によって決まります。

 

せん断応力とせん断ひずみの測定と評価の手法

せん断応力とせん断ひずみの測定には、さまざまな手法があります。一般的な方法は、せん断試験と呼ばれる実験を行うことです。この試験では、試料を応力をかける装置に取り付け、変形を計測します。測定結果からせん断応力とせん断ひずみを求め、材料の性質を評価することができます。

せん断応力とせん断ひずみの影響要素

せん断応力とせん断ひずみの関係には、さまざまな要素が影響を与えます。主な要素としては、材料の剛性や粘性、温度、応力速度、応力履歴などがあります。これらの要素は材料の性質や環境によって異なり、せん断応力とせん断ひずみの関係に変化をもたらすことがあります。

まとめ

本記事では、材料力学の基礎となる「せん断応力」と「せん断ひずみ」について解説しました。これらの概念の定義と意味、理論式、測定と評価の手法、さらには影響要素について説明しました。材料の特性を理解し、構造解析や材料設計においてこれらの概念を適用することは、材料の信頼性と性能を向上させるために重要です。

 

 

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  • この記事を書いた人

だるまる

製造業のものづくりエンジニア|計算力学技術者固体1・2級|CAEと材料力学を武器に製品開発を実施|自分の中でのCAEの使い方・勘所を書きます

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