材料力学は工学部の必修科目です。
単位のために勉強したはいいものの実践すると使えない。
そもそも材料力学はどのように使えばいいのか、
このような悩みはありませんか??
本記事を読むと材料力学はどのような学問であるのか、
また、なぜ、必要なのかが理解できます。
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材料力学はどのような学問?
材料力学は、機械を壊さないための設計指針を学ぶ学問です。なぜなら、魅力的な製品ができたとしても一瞬で壊れてはいけないから。
例えば、川を渡る橋を考えます。
この橋が、人が5人のっただけで崩壊するものだったらどうでしょう。
それに、車が渡ったら壊れるような橋だったら。
この場合は形としての橋ではありますが、機能としての橋ではありません。
つまり、形と機能、両者を満たす橋が必要になるわけです。
材料力学とは、橋や建物、自動車などの機能を満たすための基準を導き出す学問です。
なぜ、材料力学は必要?
CAE技術者という観点で言うと、数字の意味を理解するためです。
CAEの弱点は何でしょうか?
計算を終えると、数値で表される点です。
問題は一つ。数値が、正しくても間違っていても表示される点です。
計算結果だけでは正しいかは判断できません。
つまり、計算結果の妥当性判断には材料力学が必要です。
CAEの担当領域全体に関する最低限の基礎知識が重要です。
あらためて質問しましょう。
なぜ、材料力学は必要か?
答えは、計算結果を誤解せず解釈するためです。